国税庁発表のインボイス登録者数は、令和５年３月末時点では約２６８万件。登録申請者数は約３２０万件で、約１７％の申請者がまだ登録番号を受領できていない。
登録通知が届く期間の目安は、e-Taxで申請した場合は約１．５カ月、書面による提出の場合は約３カ月となっている。
国税庁は、登録通知が早く届くe-Taxの利用を呼び掛けている。
会計ソフトの入力はどうなる？
市販会計ソフトのシェアが50％を超える弥生会計では、入力画面に請求書区分という入力欄が新たに追加されています。
適格請求書発行事業者＝インボイスの登録番号がある相手先であれば「適格」を選び、そうでなければ、「区分記載」を選択しないといけません。
インボイス制度は、令和５年１０月より開始されます。会計期間が１０月１日からスタートする法人以外は、初年度においては今迄どおりの入力と、新しい入力方法が混在することになり混乱が生じるのは必須です。
しっかりと対応できるように、経理担当の方は、簡単でも結構ですので取引先一覧表などを作成して活用されると良いかも知れません。
特に、国税庁公表サイトにおいて番号の確認は、しっかりと行っていただきたいと思います。請求書に記載されている番号が間違っているという可能性もありますし、途中でインボイスの登録を受けることにした、あるいは、やめてしまった、という事も考えられますので、最低でも年に１回決算前には全ての取引先の番号の確認をするのが望ましいです。
弊所で使用している取引先一覧表はこちらです。
